2016年6月27,28日 ネヴァダ・ノーザン鉄道

今回分かった事は、運転折り返し点の三角線、かなり先迄線路が続いていると云う事。
ルースと云う街の横を走り抜け、郡道に沿って暫く走ると線路は途切れるが、その先、南に下がった所に鉱山跡がある。
広大なもので、実際には先の三角線も敷地の内側。 巾はイーリーから走ってきた距離とほぼ同じ。
一時、露天掘りが再開されたようだが、現在はどうなのだろうか。 大きな比較的新しい建物と、沈殿地の様な物が見えるが。

ディーゼル機運転の場合、支線は駅から東向きに暫く走り、やがて北向きに方向を変える。 向きを変えてから支線が別れ、平行して北に向かう。
マクギルの街手前に三角線があり、左が本線でそのまま北に向かう。 右側は線路が外されているが街中に入り、街の北東に駅施設も見える。
線路は外されているにしても、基本的にはYを左に倒した型。
Yの左線(南)に駅舎、ヤードと工場。 Y の右線(北)は鉱山へ。 Yの根元(東西)に留置線。東はマクギルに向かう。
Y の分岐点を跨いで、南向きに三角線があり、機関車1両分の長さがあり、ここで方向転換する。

(鉄道全体の説明、地図等は2007年のページを参考にして下さい)

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外装も内装も、すっかり綺麗になった。 以前の写真と比べて下さい。


右2枚:撮る気は無かったのだが、ポーラー・エクスプレスの字が浮いて見えていたので。 日本での映画題名は知らない。 冬にクリスマス・スペシャルで運行したようだ。


左:木造車体のラッセル車が見える。  中央:石炭と水のタワー。  右:客車前方の建物が工場、同じ建物の右側が車庫。



 
左:ナザン社製のオイル・ポンプ。 ナザンで有名なのは汽笛。日本のオイル・ポンプもライセンス料を払い、日本仕様で作っていたのだと思う。
右:フランクリン社製の動力逆転機用シリンダー。 日本ではアルコ社からのライセンスで製造。 当時アルコでは未だ逆転機は作っていなかったのかも。

 
左写真:加減弁はボイラー貫通式。 ボイラーも大きいのでレヴァーが長くなる。 水位計は助士側に1個。 水位計、計器の上には照明ランプ。
蒸気分配箱が無いので配管が分散し、却ってスッキリ見える。 
中央写真:ブレーキも元々はウエスティングハウスの特許なので、日本の物とほぼ同じ。床から出ているレヴァーは動力逆転機。
右写真:計器は未だポンド表示のようだ。左:ボイラー圧力、最大12.65kg/cm2。右:ブレーキ圧力。その右の小さいのが速度。


フランクリン式バタフライ扉。 レヴァーを足で押し、扉を開けているのが判る。 日本では床上のボタン状の弁。
石炭は一番良質なもの、と言っていた。 大きさもマチマチで、採掘後そのままではないかと思う程。


機関士のデール・オルセン氏と助手のケヴィン・オーウエン君。 オルセン氏は70代で日本に駐留経験も。


ケヴィン君は若き頃のクリント・イーストウッド似の好青年。 聞いた事はあるが顔も知らないと言われてしまった。


何をしているのか判らなかったので聞かなかったが、後で写真を確認すると、燃え殻落し。灰が落ちていくのが判る。 ホースで水をピットに注ぎ、消火確認。
D51 では、揺り格子と灰戸ドアを機関室内のレヴァーで操作できる。